弁護士 毛利優樹

ネットトラブル防止対策

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ネットトラブル防止対策

ネットトラブル防止対策

2025/12/16

目次

    インターネット上における法的トラブルとは?身近な危険

    現代社会において、インターネットは生活の一部となり、多くの人が日常的に利用しています。しかし、それに伴い「インターネット上における法的トラブル」のリスクも増加しています。

    「インターネット上における法的トラブル」に巻き込まれた場合には、証拠の保存や弁護士などの専門家への相談が被害軽減や回復につながることがあります。インターネットにおける身近な危険を理解し、適切な対策を講じることで、安全にインターネットを利用しましょう。

    ※なお、この記事では、「インターネット上における法的トラブル」とは、インターネット上でのやり取りに端を発するトラブルで、SNSの誹謗中傷や個人情報の漏洩、詐欺、著作権侵害など、多岐にわたる問題を念頭に置いております。

    被害に遭わない・加害者にならないための基本的な対策

    インターネットを利用する際のトラブルは、基本的な対策をとることで、被害を未然に防ぐことができるケースが多々あります。また、意図せず、自分が加害者になることも防ぐことができます。
    まず、①個人情報の管理を徹底しましょう。具体的にはSNSや掲示板に安易に自分または第三者の住所や電話番号を掲載しないことが重要です。また、②不審なメールやリンクは決してクリックせず、怪しいサイトへのアクセスを避けることも基本的な防御策です。さらに、③パスワードは複雑かつ定期的に変更し、使い回しをしないことも推奨されます。④トラブルが発生した場合は、冷静に経過を記録を残し、証拠の保全を心がけることも大切です。

    万一、インターネット上における法的トラブルに直面した場合、弁護士に相談することなどで損害の軽減・回復や、万一、加害者となってしまった場合について適切な対応をとることも可能ですが、日頃からこれらの基本ルールを意識し、安全なネット生活を送ることが大切です。

    トラブルの類型ごとにどのようなフローがありうるかのご紹介

    以下では、よくある相談についてフローやトラブルの防止策を具体的にご紹介いたします。なお、いずれもトラブルの類型ごとのフローにおける処理の一般的な説明であり、個別具体的事例を念頭に置いたものではありません。

    まず、①誹謗中傷に関するケースで、被害者となった場合で、かつ、加害者が不明の場合のフローを説明します。まずは、相談者・依頼者の側で、対象となる書き込みの証拠を確実に保存していただく必要があります(スクリーンショットのみならず、URLも含めてです。)。仮にログなどの保存期間が徒過していた場合は、開示請求などの法的対応が難しいおそれがありますので、保存後は迅速に、弁護士にご相談いただければと思います。

    弁護士は、相談を受け、名誉毀損・侮辱として法的対応をするというご依頼を受けられることになりましたら、速やかにプロバイダ責任制限法に基づき発信者情報開示請求を行います。その後、名誉毀損・侮辱にあたりうるとして、加害者に対し、被害弁償の交渉や、場合によっては、損害賠償請求訴訟を提起することとなります。

    次に、②著作権を守りたいと考える著作権者としては、まず、弁護士に相談・依頼などの以前の問題として、自分のコンテンツを守るために利用規約の明示をすることが想定されます。二次利用として、どこまでが許容できるのか、そうでないかのガイドラインを設けることで、許容できない著作権侵害に対する歯止めにもなり得ます。
    その上でインターネット上で、著作権者が、許容することができない著作権侵害があったと考え、その差止めや損害賠償請求を求めたい場合は、弁護士にご相談いただき任意の交渉や、上記の開示請求のフローに基づき対応をすることが想定できます。

    さらに、③インターネットを利用した詐欺といったトラブルも存在します。
    こういったケースは、正直、弁護士において、一度被害が発生してしまうと、事後的な被害回復が極めて難しい分野です。なぜなら、加害者が特定できなかったり、加害者が特定できてもお金を既に持っておらず、被害金を回復できないということが多々あるからです。

    相談者・依頼者様としては、不審なメールやサイトに個人情報を入力しないことが有効な方法です。必ずURLを確認し、そのHPが本物か、偽物かを判別してから個人情報を入力するべきです。また、パスワード管理の徹底や二段階認証の導入、そして不審なメッセージには即座に対応せず、時間をおいて判断するなど冷静な判断を心掛けることが大切です。
    個人情報を入力する際などは、一度、冷静になり、被害に遭わないよう対応しましょう。

    問題が発生した時の対処法と弁護士への相談ポイント

    インターネット利用時にトラブルが発生した場合、冷静に対処することが重要です。まずは、トラブルの内容を正確に把握し、証拠を確保しましょう。例えば、メッセージのスクリーンショットや取引記録などは、証拠になり得ます。HPであればURL付きで保全いただければと思います。また、時系列に基づいてどのようなことが起きているかを整理いただければ、相談の際、よりスムーズとなり得ます。弁護士としては、それらの証拠とご相談に基づき、法律的視点からトラブルに対し、どのような方法があるのかを相談者様と共に考えることが想定できます。

    今すぐ始めるべきセキュリティ対策

    私としては、インターネット上における法的トラブルを未然に防ぐために、どのような方でもとるべきセキュリティ対策が4つあると考えています。一部、上記の基本対策と重複するところもありますが、確認いただければと思います。

    第一に、個人情報の管理を徹底することです。パスワードは定期的に変更し、使い回しは避けましょう。
    第二に、不審なメールやリンクには安易にアクセスしないこと。フィッシング詐欺の被害を防ぐためです。
    第三に、SNSでの投稿内容に注意し、プライバシー設定を見直すこと。情報の拡散リスクを減らせます。
    第四に、信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に更新することです。

    これらは、法的なトラブルを回避するというより、一般的なセキュリティ対策として有用なものです。また、これら以外にも遵守すべきセキュリティ対策は多々あります。
    しかし、こういったセキュリティ対策をとることで、回避しうる法的トラブルも多々想定できます。

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